ヒトパピローマウイルス感染症予防ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)は、子宮頸がんの原因となる、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。令和5(2023)年4月1日から、サーバリックス(2価)、ガーダシル(4価)のワクチンに加え、シルガード9(9価)のワクチンが定期予防接種の対象ワクチンとして、公費(無料)で接種できます。
つきましては、ワクチンの有効性及び安全性などを十分理解した上で、ワクチン接種を検討してください。ヒトパピローマウイルス感染症予防ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)について詳しくは、次のリンクもご覧ください。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、人にとって特殊なウイルスではなく、多くの人が感染し、そしてその一部の人が子宮頸がん等を発症します。子宮頸がんの約50%から70%は、HPV16型、18型感染が原因とされています。HPVに感染しても、多くの場合はウイルスは自然に検出されなくなりますが、一部が数年から十数年間かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。ワクチンでHPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん検診によって前がん病変を早期発見し、早期治療することで、子宮頸がんの発症や死亡の減少が期待できます。
※子宮頸がんを早期に発見するためには子宮頸がん検診を定期的に受けることが重要です。20歳になったら2年に1回、子宮頸がん検診を受けましょう。
小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女性
合計2回または3回(年齢や使用するワクチンによって接種回数・間隔が異なります。)
使用するワクチンによって接種間隔が異なります。
1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合(合計2回接種の場合)
1回目の接種を15歳になってから受ける場合(合計3回接種の場合)
ワクチンについての説明文
サーバリックスのワクチン効果等の説明です。
ガーダシルのワクチン効果等の説明です。
シルガード9のワクチン効果等の説明です。
接種を受ける前に、必ず医療機関にお問い合わせください。
ワクチン接種後は注射による痛みや心因性の反応等による失神などがあらわれることがあります。接種後30分は接種を受けた医療機関で、座って様子をみてください。
予防接種実施医療機関一覧
予防接種実施医療機関の一覧です。
予診票・接種券、母子健康手帳、健康保険証
注射した部分が腫れたり、痛むことがありますが、通常は数日間程度で治ります。まれですが、疲労感や頭痛・嘔吐・下痢などがでるほか、広い範囲に広がる痛みや手足の力が入りにくい症状、じんましん・呼吸困難などを含むアレルギー反応などが起こることがあります。
HPVワクチン接種に関するリーフレット
9価のHPVワクチンについての案内です。
お子さんにもわかりやすい概要版です。接種を検討・希望される際は必ずお読みください。
詳しく知りたい人向けです。接種を検討・希望される際は、必ずお読みください。
ワクチン接種を受けたあとは、体調に変化がないか充分に注意してください
HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した人は、公平な接種機会を確保する観点から、令和7(2025)年3月31日までの間、従来の定期接種(公費負担による予防接種)の年齢を超えて、接種の機会が設けられることになりました。つきましては、以下の内容をよくお読みいただき、ワクチンの有効性及び安全性などを十分理解した上で、ワクチン接種を検討してください。
平成9(1997)年4月2日から平成19(2006)年4月1日生まれまでの女性
令和7(2025)年3月31日まで
3回のうち、まだ接種を受けていない回数
(例)過去に1回接種済の場合、救済措置により、あと2回接種できる。
送付された接種券の枚数にかかわらず、必ずご自身で過去の接種回数を確認し、今後、接種すべき回数を把握してください。
接種を受ける前に、必ず医療機関にお問い合わせください。
ワクチン接種後は注射による痛みや心因性の反応等による失神などがあらわれることがあります。接種後30分は、接種を受けた医療機関で、座って様子をみてください。
予防接種実施医療機関一覧
予防接種実施医療機関の一覧です。
予診票・接種券、母子健康手帳もしくは接種済証等、健康保険証
協力医療機関以外で接種を希望する場合は、事前に手続きが必要です。必ず予防接種を受ける一週間前までに、こども課に申請してください。
転入された場合、以前の住所地で発行された接種券は使用できません。稲美町の接種券をお渡ししますので、母子健康手帳をお持ちになって、こども課育児支援係窓口までお越しください。
HPVワクチンの接種機会を逃した人に向けたリーフレット
接種の機会を逃した人向けの、9価HPVワクチンについての案内です。
キャッチアップ接種対象者の人に向けたリーフレットです。
積極的な勧奨の差し控えにより、接種の機会を逃した人で、定期接種の対象年齢を過ぎて令和4(2022)年3月31日までにHPVワクチンの任意接種を自費で受けた人に接種費用の助成(償還払い)をします。
ただし、下記に該当する場合は対象外となります
組換え沈降9価HPVワクチンを任意接種した場合において、令和4(2022)年3月31日までに接種を開始し、令和4(2022)年4月以降に2回目もしくは3回目の接種が必要な場合には、4月以降の接種についても助成の対象とします。
令和4(2022)年10月1日から令和7(2025)年3月31日まで
任意接種を行った医療機関に対し支払った接種費用(最大3回分まで)に相当する額と、1回の接種あたり16,753円のいずれか少ない額。ただし、申請者が接種費用の支払いを証明できる書類を提出しない場合には1回の接種あたり15,000円が助成額となります。
申請書等
ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請書兼請求書です。
ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書です。
予防接種法に基づかない任意の予防接種により健康被害が生じた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の救済制度(別ウインドウで開く)(別ウインドウで開く)の適用を受けることとなります。
ただし、稲美町が行政措置として実施する予防接種により健康被害が生じた場合には、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の救済制度に加え、稲美町予防接種事故災害補償規程の対象となります。