稲美の野菜を使ったカフェを稲美で開く。それがずっと念願でした。

庄司 貴子さん / スープカフェ経営

「野菜を切るでしょ?すると切り口からジワーっと、ねっとりした水分が玉になって浮き出てくるんです」と、稲美の野菜の新鮮さを絶賛する庄司さん。稲美町でスープ専門カフェEl・Liston(エル・リストン)を営む彼女は、飲食業の道に進む以前から、稲美野菜の魅力に首ったけだったそうです。
「加古川市の実家に住んでいた頃、両親に運転手として買い物によく付き合わされたんですが、地元のではなく、わざわざ稲美町の直売所まで野菜を買いに来ていたんです。当時は素人でしたが、食べると、ここの野菜が他と違うのはハッキリわかりました。キャベツならキャベツの、ニンジンならニンジンの味が、ものすごく濃厚なんですね」。

念願のスープカフェをオープン

だから、その後料理人の道に進み、修行時代を経て自らのスープカフェの店を加古川市でオープンさせた時から、野菜にはこだわって稲美産のものを使用。当時は資金面の都合でテナント物件を借りての開店でしたが、「いつか稲美町に、フィンランド産ログハウスの店をオープンさせる!」という目標を持っていたそうです。そしてようやく2018年、稲美町で理想通りのお店を実現させた庄司さん。稲美の野菜をはじめとする、素材の美味しさをそのまま味わってもらえるスープを提供し続けることが、現在の目標だそうです。