子どもたちが“楽しい稲美”を実感できる町を作っていきたいですね。

英 直彦さん / 母里校区まちづくり委員会(母の里まちづくりの会)会長

小2で稲美町に引っ越してきて以来、結婚していったん町を離れるまで母里小学校区で過ごした英さんにとって、この地は子ども時代の楽しい思い出と結びついた場所です。その後地元に帰ってきて子育てをする中、「今の子どもたちにも何か楽しいことをさせてあげたい」との想いから、自身のお子さんが通う小学校のPTAに役員として参加した英さん。その活動の一環で校区のまちづくり委員会のメンバーになると、公募によって決まる同委員会の本部メンバー入りに手を挙げ、会長に推薦されたのだそうです。

幅広い世代が交流できる街を

「さまざまな地区イベントを企画する本部メンバーは、私より上の世代の方ばかり。校区の代表的なイベントである夏祭里(なつまつり)もマンネリ化して縮小傾向にあったことに危機感を覚え、今までにない、自分が面白いと思えるアイディアをどんどん提案していきました」。その結果生まれたのが、大人気のご当地ヒーロー“友情戦隊モリレンジャー”や、参加者がお気に入りの浴衣姿を披露する浴衣コレクションなどの催しなのだといいます。
「今は『若い力』を強化するべく、委員会の本部メンバーに自分と同年代の人間を引き込もうと画策中です。そしてこれからも、子どもたちが楽しめるだけでなく、幅広い世代が交流できるようなイベントを実施していきたいですね」と語る英さん。ちなみに、自身がモリレンジャーの「レッド」であることは、公式には秘密だそうです。