食品ロスはもったいない!
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毎日一人当たり、茶碗1杯分のご飯を捨てています!!
食品ロスが問題になっています
「食品ロス」とは、食べられるのに捨てられている食品のことです。
日本では、年間2,759万トン(※)の食品廃棄物等が排出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄された「食品ロス」は643万トン(※)です。
これは日本人一人当たりに換算すると、毎日茶碗一杯分(約139g)のご飯を捨てていることになります。
食品ロスは、どこから発生しているの?
1.小売店での期限切れの商品の廃棄
スーパーなどの小売店では、期限切れの商品がたくさん廃棄されています。賞味期限や消費期限の近い商品は見切り品として、安く売っていることがあります。すぐに食べる場合は、できるだけ期限が近い商品を手にとるように心がけましょう。
2.飲食店での食べ残し
飲食店で最も多い食品ロスは食べ残しです。食べられないものを除いてもらったり、ご飯を小盛りにしてもらうなど、食べ残しを出さないようにしましょう。
3.家庭での食品ロス
家庭では作りすぎによる食べ残しや、食材を買いすぎて保管しているうちに消費期限が過ぎてしまうなど食材の管理不足、野菜の皮など本来食べられる部分まで過剰に取り除いて捨ててしまうことによる食品ロスが発生しています。
家庭での食品ロスは年間291万トン
食品ロスは、小売店、飲食店など、さまざまな場所から発生していますが、年間643万トンのうち約半分(291万トン)は家庭から出ています。
今日からできる食べきり実践
1.買い物
・あらかじめ冷蔵庫の中身をチェックする。
・ばら売り、量り売りなどを利用して、必要な分だけ買う。
・安売りにつられて買いすぎない。
・使い切りサイズを選ぶ。
2.調理
・野菜の皮や芯など、捨てていた部分を工夫して使う。
・残り物を使ったリメイクレシピや使い切りレシピを活用する。
・家族の適量を考える。
3.食事
・好き嫌いをなくして残さず食べる。残った料理は保存して早めに食べる。
・外食は食べきれる量を注文する。
・残った料理の持ち帰りができるときは、持ち帰って食べる。
4.保存
・中身が見えるように透明な容器やビニール袋を使う。
・週に1回は「冷蔵庫一掃デー」をつくり、整理しましょう。
地方公共団体、事業者等の取り組み
令和元(2019)年5月、「食品ロスの削減の推進に関する法律」が公布されました。
この法律は、食品ロスの削減に関する施策の基本となる事項を定め、食品ロスの削減を総合的に推進することを目的としています。詳しくは、消費者庁「食品ロスの削減の推進に関する法律」(別ウインドウで開く)参照
これによって、政府は食品ロス削減の基本方針を定め、地方公共団体は具体的な推進計画をつくり事業者に施策への協力を求め、消費者には食品の買い方を工夫することなど、自主的に取り組むよう促しています。
食品ロスの削減の推進に関する法律の概要
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