男性へのHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン任意予防接種費用を一部助成します
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男性のHPVワクチン接種について

男性へのHPVワクチンの接種費用助成について
稲美町では感染症予防と子育て家庭への経済的負担軽減のため、令和7(2025)年度から男性へのHPVワクチン接種費用の一部を助成します。予防接種法に基づかない任意の予防接種となりますので、かかりつけ医師等にご相談のうえ、予防接種による効果や副反応等十分にご理解いただいたうえで、接種の判断をしてください。

ヒトパピローマウイルス感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性行為によって感染するウイルスです。性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほかの中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。

男性のHPVワクチン接種の効果について
男性のワクチン接種によりHPVへの感染予防が期待できるとともに、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。

対象者
接種日において稲美町に住民票を有する小学校6年生から高校1年生の年齢に相当する男性

接種するワクチン
ガーダシル(4価)ワクチン
※国内で使用されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種類がありますが、そのうち男性への接種が承認されているのは4価ワクチン(商品名:ガーダシル)のみです。

接種回数及び接種間隔
合計3回接種
- 2回目の接種は1回目の接種から1カ月以上(標準は2カ月以上)の間隔をおいて接種
- 3回目の接種は2回目の接種から3カ月以上(標準は1回目の接種から6カ月以上)の間隔をおいて接種

助成額
総額51,000円(計3回分)
1回の接種につき、17,000円を上限に費用を助成します。接種費用が助成上限額を超える場合は、差額を医療機関にお支払いください。
※対象年齢外での接種、協力医療機関以外での接種、稲美町発行の助成券付き予診票を使用しない接種、稲美町から転出後の接種は助成対象外となり全額有料となります。

接種方法
1.助成を希望される場合、必ずこども課への事前申請が必要になります。助成券付き予診票の交付申請には被接種者の母子健康手帳が必要になります。母子健康手帳を用意し、下記のいずれかの方法で助成券付き予診票の交付手続きをしてください。
- こども課窓口にて交付申請書を提出して助成券付き予診票を受け取る(即時発行)
- 稲美町オンライン申請システム「男性へのHPVワクチン任意予防接種助成券付き予診票発行申請」から交付の申請、助成券付き予診票を受け取る(後日郵送)
※オンライン申請される場合は、申請受付後、助成券付き予診票の送付に1週間程要するため、接種予定日から前もっての申請をお願いいたします。助成券付き予診票は被接種者の住民票上の住所に郵送されます。
2.協力医療機関に予約を行い、接種を受けてください。

接種に必要なもの
助成券付き予診票、母子健康手帳、健康保険証

協力医療機関一覧
予防接種協力医療機関一覧
予防接種協力医療機関一覧 (PDF形式、241.07KB)
予防接種協力医療機関の一覧です。
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HPVワクチンの副反応
HPVワクチンの接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。また、まれに重い副反応(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。接種後に気になる体調変化があった場合は、医師に相談してください。

健康被害救済制度について
予防接種法に基づかない任意の予防接種により健康被害が生じた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の救済制度(別ウインドウで開く)の適用を受けることとなります。
ただし、稲美町が行政措置として実施する予防接種により健康被害が生じた場合には、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の救済制度に加え、稲美町予防接種事故災害補償規程の対象となります。

その他
小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女性は、定期予防接種として予防接種を無料で受けることができます。女性のHPVワクチン接種については、こちら(別ウインドウで開く)のページをご覧ください。