稲美町水道事業の現状と水道料金のあり方と今後について
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稲美町の水道事業
稲美町水道事業は、昭和45(1970)年4月1日に西部・東部・南部簡易専用水道が統合して誕生しました。町の発展とそれに伴う人口増加に合わせて水道施設の整備をしてきましたが、水道管の老朽化が進み、大規模な更新時期を迎えています。
水道管の法定耐用年数は40年とされていますが、現時点で40年を経過した水道管の長さは80キロメートル以上あり、全体の3割を超えています。このような状況から、計画的に更新を進めているところです。
老朽化した水道管の更新と耐震化
平成30(2018)年度から老朽施設更新事業に着手しているところですが、それに加えて今後発生が想定されている南海トラフ巨大地震などの災害に備えた水道施設の耐震化を計画的に進めていく必要があります。特に大口径の主要な水道管は、損傷すると大規模な断水や道路の陥没などが発生する可能性が高いため、優先的に更新していきます。
災害時にも安心な耐震管
(一般社団法人日本ダクタイル鉄管協会提供)
老朽化した水道管
(口径500ミリメートル)
地震が起きた場合の耐震管
地震による揺れや地盤の沈下に追随し、管の継ぎ手が抜けない機能を有しています。
水道使用量と水道料金
稲美町の水道の使用量は人口減少や節水機器の普及などによって減少し、それに合わせて水道料金収入も平成13年度以降減少しています。このままでは、今後の水道管更新などに必要な財源が十分に確保できない状況となっています。
稲美町人口ビジョンでは、稲美町の人口は令和42年には3割減少するとの推計になっており、水道料金収入はさらに減少することが見込まれます。
また、老朽化した水道管の更新は、長い期間と多くの財源が必要となり、現状の水道料金収入と借入金では賄えない状況となっています。そのため水道料金収入の適正な水準を確保するため、水道料金の見直しが必要な状況です。
町は、令和4(2022)年度に学識経験者や水道使用者の代表で構成する「稲美町上下水道事業運営委員会」を設置し、災害に強く安全で安定した水道水の提供をし、次の世代へ引き継いでいくための必要な水道料金のあり方について諮問しました。委員会では、物価高騰や人口減少などの社会情勢の影響を踏まえながら、水道料金の改定に向けて慎重に協議し、町に対し答申書を提出しています。
水道料金改定に向けての説明会の開催
稲美町上下水道事業運営委員会から答申を受け、水道を使用するみなさまへ、水道料金改定に向けた説明会を次のとおり開催しました。
地 区 | と き | と こ ろ | |
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加古小学校区 | 2月25日日曜日 | 14時00分~15時30分 | 加古福祉会館 集会室(ホール) |
母里小学校区 | 2月4日日曜日 | 10時00分~11時30分 | 母里福祉会館 集会室(ホール) |
天満小学校区 | 2月18日日曜日 | 10時00分~11時30分 | いきがい創造センター2階 多目的ホール |
天満南小学校区 | 14時00分~15時30分 | ||
天満東小学校区 | 2月4日日曜日 | 14時00分~15時30分 | いなみっこ広場 集会室 |
住民説明会の資料説明動画及び資料
住民説明会に参加されていない稲美町の水道を使用されている方へ、住民説明会の資料説明動画と資料を掲載いたしますのでご覧ください。
水道料金改定に向けた住民説明会の資料説明動画
住民説明会資料
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電話: (管理係)079-492-9144 ファックス: 079-492-2345