病院やけがで医療機関にかかる場合、国民健康保険被保険者証を提示し、下記の表に示す自己負担額を支払うことで診療を受けることができます。残りの費用は、国民健康保険が負担します。
国民健康保険が負担する費用は、加入者の皆さんの保険税、国県や町の財源によりまかなわれています。
皆さんの適正受診へのご協力をお願いします。
区分 | 自己負担割合 | |
---|---|---|
70歳以上74歳以下 | 現役並み所得者 | 3割 |
一般世帯・住民税非課税世帯 | 2割 | |
義務教育就学~69歳以下 | 3割 | |
義務教育就学前 | 2割 |
休日・夜間は医療機関に支払われる医療費も高く設定されており、医療費の増加につながります。また、軽い症状の人が、休日や夜間に救急外来を訪れることで救急外来が混みあい、緊急性の高い重症患者の人の治療に支障をきたします。休日や夜間に開いている救急医療機関は、緊急性の高い患者さんを受け入れるためのものです。受診する際には、平日の時間内に受診することができないかもう一度考えてみましょう。
病気になったとき、日頃の健康に不安を感じたときに相談できる「かかりつけ医」を持ちましょう。気になることがあったらまずはかかりつけの医師に相談しましょう。
同様の症状または病気で複数の医療機関へ受診することはやめましょう。医療費を増やしてしまうだけでなく、重複する検査や投薬により体に悪影響を与えてしまう心配があります。今受けている治療に不安があるときは、そのことを医師に伝え話し合ってみましょう。
薬は用量・用法を守って服用しましょう。守らずに服用すると体に悪影響を与えてしまう心配があります。また、薬の飲み合わせによっては、副作用が生じることがあります。「お薬手帳」を活用し、処方されている薬を医師や薬剤師に伝え、薬の重複や飲みあわせを確認してもらいましょう。
稲美町国民健康保険加入の同じ薬効の薬が処方されている人には「服薬状況の見直しのお願い」をお送りしますので、ご活用ください。
ジェネリック医薬品は新薬(先発医薬品)と同じ有効成分で、同等の効能・効果があると国に認められたものです。また、新薬の特許期間が切れた後に販売されるため、新薬に比べ一般的に低価格で提供されます。多くの場合、被保険者のお薬代の軽減に加え、医療費の削減も図ることができます。ジェネリック医薬品を希望する場合は、医師や薬剤師にご相談ください。
稲美町国民健康保険では、現在服用されている先発医薬品をジェネリック医薬品に切り替えた場合に、自己負担額が一定以上軽減されると見込まれる人にジェネリック医薬品差額通知をお送りしています。
定期的に健康診断を受けて、病気の早期発見・早期治療に努めるようにしましょう。生活習慣病など自覚症状が現れにくい病気については早期発見が重要です。早めに治療を開始すれば、治療期間も医療費も少なくて済みます。特に40歳以上の人は、「特定健康診査」や「人間ドック」、「がん検診」などを毎年受診し、健康状態の把握に努めましょう。
稲美町国民健康保険加入の40歳以上の人には、がん検診自己負担額が無料になるクーポン券(胃がん・肺がん・大腸がん検診、6月郵送予定)を発行しますので、ぜひご利用ください。
加古川総合保健センターでの人間ドック受診ご希望の人は、住民課保険年金係までお申し出ください。