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あしあと

    令和7(2025)年4月から帯状疱疹ワクチン定期予防接種を実施します

    • [公開日:]
    • ID:6621

    高齢者帯状疱疹ワクチン予防接種について

    帯状疱疹とは・・・

     「帯状疱疹」とは、過去にかかった水痘(水ぼうそう)の「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因で発症する皮膚疾患です。水ぼうそうが治った後もウイルスは体の神経節に潜んでおり、ストレスや加齢などで免疫力が低下すると再びウイルスが活動をはじめ、帯状疱疹を発症します。

     80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を経験するとの推計があり、また合併症の一つに、皮膚症状がおさまった後も痛みが残り、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は早期発見・早期治療が重要です。

    1.症状

     帯状疱疹の症状には個人差がありますが、多くの場合、はじめに皮膚の神経痛のような痛みが起こり、2、3日後に、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に現れ、徐々に痛みが強くなります。痺れとして感じる程度から、ズキズキピリピリした痛み、焼けるような痛みまでさまざまです。
     強い痛みや皮膚の症状は、主に上半身の左右のどちらかにみられ、3~4週間ほど続きます。皮膚の症状が治まった後も、長期間にわたって続く痛みを帯状疱疹後神経痛(PHN)といいます。PHNはウイルスが神経を傷つけることで起こるため、早期発見、早期治療が大切です。

    2.治療方法

     帯状疱疹の治療にはウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬と、痛みを抑える痛み止め等が一般的に用いられます。早期に治療することで重症化を防ぎ、症状の持続期間を短縮する効果が見込めます。
     ズキズキ・ピリピリした痛みがあり帯状疱疹が疑われる症状がある場合は、なるべく早く皮膚科や内科等の医療機関にご相談ください。

    3.予防のポイント

    1. 免疫力を低下させないこと
      免疫力の低下が原因で発症する帯状疱疹の予防には、日頃の体調管理が重要です。
      バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動、ストレスを溜めないようにするなど、なるべく健康的な生活を心がけ、免疫力を高めましょう。
    2. 予防接種
      2種類のワクチンがあります。詳しくは下記をご覧ください。
      予防接種は、発症を完全に防ぐものではありませんが、重症化を防いだり後遺症の予防につながるとされています。

    対象者

    稲美町住民基本台帳に登録があり、これまでに帯状疱疹ワクチンを接種したことがない人で次のいずれかに該当する人(対象年齢は令和8(2026)年4月1日時点)

    (1)65歳。70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上の人

    (2)60歳以上65歳未満の人で、心臓、じん臓または呼吸器に重い障害(身体障害者手帳1級相当)がある人

    ※(1)の人にはお知らせはがき(黄色)を送付しています。はがきは接種券ではありません。

    ※100歳以上の人は令和7(2025)年度のみ対象となります。

    令和7(2025)年度の対象者
    65歳昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生
    70歳昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生
    75歳昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生
    80歳昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生
    85歳昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生
    90歳昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生
    95歳昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生
    100歳以上大正15年4月1日以前の生まれの人

    接種期間

    4月1日火曜日から令和8(2026)年3月31日火曜日まで

    ワクチンの種類と自己負担額

    <ワクチンの種類と自己負担額>
    種     類生ワクチン(ビケン)不活化ワクチン(シングリックス)
    接 種 回 数1回2回(接種間隔:2か月以上)※
    自己負担額住民税課税世帯の人4,000円11,000×2回
    生活保護法による被保護世帯
    または住民税非課税世帯の人
    0円(費用免除決定通知書が必要です)

    ※2回目の接種も期間内に終了するようにしてください。

    予診票・接種券について

    接種を希望される人は、下記の方法で「帯状疱疹ワクチン予診票・接種券」、「費用免除決定通知書(対象者のみ)」の発行の申請が必要になります。

    ※「帯状疱疹ワクチン予診票・接種券」は生ワクチンと不活化ワクチンで違うものを使用しますので、どちらのワクチンを接種されるか検討してから申請してください。

    申請から約1週間で住民票の住所へ送付します。

    ■窓口で申請

     お知らせはがきと身分証(免許証やマイナンバーカード及び身体障害者手帳等)をお持ちのうえ、健康福祉課窓口までお越しください。

    ■稲美町オンラインシステムで申請

     「稲美町オンラインシステム(別ウインドウで開く)」から申請してください。

    接種に必要なもの

    ・本人確認書類(免許証、マイナンバーカード等)

    ・健康手帳(お持ちの人)

    ・帯状疱疹ワクチン予防接種予診票・接種券

    ・上記の自己負担額(住民税課税世帯の人)

    ・費用免除決定通知書(生活保護法による被保護世帯または住民税非課税世帯の人のみ)

    予約方法

    予診票・接種券が届きましたら、各協力医療機関に直接予約してください。

    接種できる医療機関

    町内の協力医療機関

    <町内の協力医療機関>
    町内協力医療機関電話番号帯状疱疹
    生ワクチン不活化ワクチン
    上垣内科クリニック492-0705
    大西メディカルクリニック492-0935
    大村耳鼻咽喉科医院496-5111
    かわぐち腎泌尿器科・
    内科クリニック
    497-5877
    コスモクリニック496-5577
    後藤医院(原則通院患者のみ)492-0065×
    私立稲美中央病院492-3812
    友永クリニック497-0770×
    沼田クリニック492-1330
    三木内科クリニック451-8140
    宮本医院(原則通院患者のみ)492-0151

    加古川市、播磨町の協力医療機関

    加古川市及び播磨町 協力医療機関一覧

    高砂市または明石市の協力医療機関で接種を希望される場合は、接種希望の医療機関に直接お問い合わせいただくか、高砂市健康増進課(079-443-3936)または明石市保健予防課(079-918-5668)にお問い合わせください。

    3市2町(加古川市、高砂市、明石市、稲美町、播磨町)以外の兵庫県内の協力医療機関(広域的予防接種)

    3市2町以外の兵庫県内の協力医療機関で接種される場合は、下記の広域的予防接種実施申込書による手続きが必要となります。申請の受理から医療機関へ提出いただく接種依頼書の発送までに1週間程度かかりますので、接種を受ける1週間前までに、健康福祉課に申請してください。

    接種後の手続きについては受付できませんのでご注意ください。

    ※3市2町以外の兵庫県内の協力医療機関については事前に健康福祉課までお問い合わせください。

    広域的予防接種実施申込書

    兵庫県内の協力医療機関以外または兵庫県外での接種を希望される人

    兵庫県内の協力医療機関以外または兵庫県外で接種される場合は、下記の予防接種実施申込書による手続きが必要となります。

    ※接種費用は実費になりますが、手続きをすることにより万が一重大な健康被害が生じた場合には、稲美町が救済の手続きを行います。

    申請の受理から医療機関へ提出いただく接種依頼書の発送までに1週間程度かかりますので、接種を受ける1週間前までに健康福祉課に申請してください。接種後の手続きについては受付できませんのでご注意ください。

    予防接種実施申込書

    定期接種対象外の人について

    50歳以上の人のうち定期接種対象者以外の人は、令和7(2025)年度に限り、接種費用の一部を助成します。

    詳しくは健康福祉課までお問い合わせください。

    帯状疱疹ワクチンの予防効果と副反応

    <帯状疱疹ワクチンの予防効果と副反応>
      乾燥弱毒性生水痘ワクチン
    「ビケン」
    (生ワクチン)
    乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
    「シングリックス筋注用」
    (不活化ワクチン)
    予防効果
    約50~60%
    50歳以上で約97%
    70歳以上で約90%
    持続期間
    接種から5年程度 接種から9~10年程度
    副反応 <発現割合30%以上>
    発赤(※)

    <発現割合10%以上>
    そう痒感(※)、熱感(※)、腫張(※)、
    疼痛(※)、硬結(※)

    <発現割合1%以上>
    発疹、倦怠感

    <重大な副反応(頻度不明)>
    アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎
    <発現割合70%以上>
    疼痛(※)

    <発現割合30%以上>
    発赤(※)、筋肉痛、疲労

    <発現割合10%以上>
    腫れ(※)、胃腸症状、悪寒、発熱

    <発現割合1%以上>
    痒み、倦怠感、全身疼痛

    <重大な副反応(頻度不明)>
    ショック、アナフィラキシー

    (※)はワクチンを接種した部位の症状

    被害者救済制度について

    予防接種法に基づく予防接種を受けた人に健康被害が生じた場合で、厚生労働大臣がその健康被害が接種を受けたことによるものであると認定したときは、救済制度の適用となります。

    手続きについては、稲美町健康福祉課までお問い合わせください。

    詳しくは、「予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省ホームページ)(別ウインドウで開く)」をご覧ください。

    関連リンク

    お問い合わせ

    稲美町 健康福祉部 健康福祉課
    電話:健康推進係 079-492-9138