令和8(2026)年度全国学力・学習状況調査の結果速報について
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令和8(2026)年4月23日を基準日として実施された全国学力・学習状況調査について、当町の小学校6年生および中学校3年生の結果の概要を速報としてお知らせいたします。今回の調査では、児童生徒の国語、算数・数学、中学校英語の学力の定着状況に加え、学習や生活に関する意識等について調査が行われました。
調査概要
当町では、小学校国語は全国平均とほぼ同程度となり、これまで取り組んできた授業改善や読書活動、言語活動の充実などの成果が一定程度表れていることがうかがえます。一方で、小学校・中学校の算数・数学及び中学校の国語、英語については、全国平均をやや下回る結果となりました。基礎的・基本的な知識・技能の定着に加え、それらを活用して考えたり、自分の考えを根拠をもって説明したりする力について、更なる充実を図る必要があることが分かりました。また、全国的な傾向と同様に、中学校数学では「思考・判断・表現」の観点、特に記述式問題において、自らの考えを整理し、論理的に説明する力に課題が見られました。知識・技能を身に付けるだけでなく、その根拠や考え方を言葉や数式で表現する力を育むことの重要性が改めて示された結果となりました。
各教科の調査結果
【国語】国語では、小学校は概ね全国平均と同程度でしたが、中学校では「読むこと」の領域にやや課題が見られました。また、文章や資料から必要な情報を整理して読み取ることや、自分の考えを分かりやすく表現することに改善の余地が見られました。一方で、複数の情報の関係を整理し、その内容を読み取る問題では比較的良好な結果が見られ、情報を整理・活用する力については一定の定着がうかがえました。
【算数・数学】算数・数学では、小学校算数の「変化と関係」の領域に課題が見られ、「思考・判断・表現」の観点にもやや低さが見られました。中学校数学では、「関数」及び「データの活用」の領域に改善の余地が見られるとともに、記述式問題において、自分の考えや判断の根拠を数学的に説明することに課題が見られました。数学的な見方・考え方を働かせながら、自らの考えを表現する学習の充実が求められる結果となりました。
【英語】中学校英語については、「聞くこと」「読むこと」「書くこと」の結果が公表されました。その中でも、「書くこと」の領域において、「思考・判断・表現」の観点にやや課題が見られました。既習の表現を活用し、自分の考えや気持ちを英語で表現する力を高めていくことの重要性が改めて示された結果となりました。
各設問の調査結果
学力調査と併せて実施された児童生徒質問調査では、本町の児童生徒の良さや強みが多く見られました。
(1)「人の役に立つ人間になりたい」「いじめは、どんな理由があってもいけないことだと思う」と回答した児童生徒の割合は、小・中学校ともに9割を大きく超えており、多くの児童生徒に他者を思いやる心や規範意識、社会の一員としてよりよく生きようとする意識が育まれていることがうかがえます。これらの項目はいずれも全国平均を上回る結果となりました。
(2)「地域や社会をよりよくするために何をすべきかを考えることがある」と回答した割合も全国平均を上回っており、地域とのつながりを大切にした教育活動を通して、地域社会への関心や、自ら地域の一員として関わろうとする意識が育っているものと考えられます。
(3)小学校では、「友達や周りの人の考えを大切にし、お互いに協力しながら課題の解決に取り組んでいる」と回答した児童の割合が全国平均を上回っていました。日頃から対話や協働を重視した授業づくりが、互いを認め合いながら学ぶ姿勢につながっているものと考えられます。また、中学校では、「ICT機器を使ってプレゼンテーションを作成できる」と回答した生徒の割合が全国平均を上回りました。ICT機器を活用して情報を整理し、自分の考えを分かりやすく発信する力は、これからの社会で求められる資質・能力の一つであり、授業におけるICT機器活用の成果の一端が表れているものと考えられます。
(4)「授業で学んだことを次の学習や実生活に結び付けて考えたり、生かしたりすることができると思う」「授業で自分の考えを分かりやすく伝えるために工夫している」といった、学びを活用する力や主体的に表現する姿勢に関する項目では、小・中学校とも昨年度をやや下回る結果となりました。学習した内容を実生活や他教科と関連付けながら活用し、自らの考えを整理して伝える学習活動の充実が必要であることが示されました。
今後の学習の取組等について
今回の調査結果からは、子どもたちの規範意識や社会への関心、協働的に学ぶ姿勢などの良さが見られる一方で、学んだことを活用し、自らの考えを表現する力の育成が今後の重要な課題であることが明らかになりました。教育委員会では、今回の結果を各学校と共有するとともに、授業改善や校内研修等に生かし、児童生徒が「分かった」「できた」で終わるのではなく、「考える」「説明する」「活用する」学習活動の充実につなげてまいります。また、一人ひとりの学習状況に応じたきめ細かな指導やICT機器の効果的な活用を通して、確かな学力の定着と、主体的に学び、自らの考えを表現する力の育成に努めてまいります。
保護者や地域の皆様には、これまでのご理解とご協力に心より感謝申し上げますとともに、今後とも、子どもたちの健やかな成長と学びを支えていただきますようお願いいたします。
なお、中学校英語の「話すこと」の結果を含めた詳細な分析については、対象となる保護者の皆様へ資料を配布するとともに、町ホームページにも掲載を予定しておりますので、あわせてご確認いただければ幸いです。
