明治13(1880)年に誕生した国営播州葡萄園は、平成12(2000)年で満120歳を迎えました。
郷土資料館では、平成8年の夏にレンガの地下室の遺構が発見されてから延べ6回の発掘調査を行いましたが、園舎(管理事務所)の建物跡が残っている「園舎遺跡」と収穫した葡萄を加工するための施設跡が集まっている「醸造場遺跡」という二つの遺跡が残っていることを確認しています。
それらは、明治時代という比較的新しい生産遺跡ですが、稲美町や兵庫県はもちろん、全国的にも数少ない貴重な遺跡であり、明治という時代の証言者としての価値は高いと考えています。
郷土資料館では、今後も、関係する資料の収集や調査を繰り返しながら、「播州葡萄園」を明らかにする活動を展開します。
稲美町教育委員会・教育政策部生涯学習課
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